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2011年 夏の旅(3)サンフランシスコ [仲良くごはん]

8/10(水)、本日の予定はバークレーに行くこと。サンフランシスコから対岸の方へつながるBART(地下鉄)で30分、Downtown Berkeley駅のすぐ近くにカリフォルニア大学バークレー校がある。学生たちがたくさん居て、本屋さんやカフェが並ぶ通りは楽しく、サンフランシスコに来たら必ずここにも来たいと思う街。

バークレーで朝ごはんを食べたかったので、朝の空腹に耐え、サンフランシスコ中心部までバス→BARTに乗り換えて、バークレーへ。地下鉄の中はけっこうな音がしてしゃべる声が聞き取りにくいくらい。

待ち合わせ場所近くの交差点まで行き、角にあった地元の人たちがくつろいでいるいい感じのカフェに入る。ベーグルのサンドイッチをそれぞれ注文。私はターキー&チーズで、直子さんはハム&チーズ。カフェラテに絵を書いてくれた。
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私の方(右)の絵、「これ何でしょうか?」と聞いたら、「Happy face!」とお店のかっこいいお兄ちゃん、笑顔で答えてくれる。朝からほわ~んとした気持ちになる。

ドリンクを持って席に着いたら、お兄ちゃんがサラダかチップスどっちが良い?というような内容を聞いてきたので、それぞれ頼んだら、ベーグルサンドの横に添えて出してくれた。
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このサンドイッチがホットサンドで超おいしかった!バルサミコ酢のドレッシングのサラダも。また必ず来たい。待ち合わせ時間に15分くらいしかないので、急いで食べる。そうこうしているうちにSさんが私たちのこと見つけてくださり、無事合流。

ほかほかベーグルサンドに後ろ髪引かれつつ、時間がないので、半分は包んで持ち帰り、出る。坂を昇ってUCバークレー校の近くにある教会関係の学校へ。空の色や日差しがサンフランシスコとはまた違う。のんびりした感じ。
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司書の方に図書室まで案内していただく。校舎は何年頃に建てられたのかわからないけれど、とても重厚な雰囲気。細い階段を上って直子さんが調べたいパインメソジスト教会関連の資料のある書庫へ。日本から渡ってきた人を受け入れ、コミュニティー活動の母胎となったパインメソジスト教会なんだそう。写真や教会発行の冊子に目をとおして、直子さんのご親戚の方々の情報はないか、3人で探す。1910年頃の冊子を眺めていると食堂や写真屋さんなど商店の広告記事があった。ケーキ屋さんの広告も。和風?洋風?どんなお菓子を売っていたんだろうと興味津々。私も直子さんのお手伝いとして名簿に目を通す。一つひとつの名前に、それぞれの人生があって、いま生きている日系3世や4世につながっているんだなぁ。そしてまた、歴史の中に埋もれてしまいそうな人びとの痕跡を訪ねて、いま日本から直子さんという人がやってきた。なんかすごい貴重な現場に立ち会わせてもらっている気がする。名簿の中に「S. Yamanaka」という名前を発見。直子さんのおばあちゃんかもしれない。そうだったらいいな。山積みになった本の背表紙に目を通していると、賀川豊彦の詩集を見つけた。しばし読みふける。猿回しの詩と挿絵に、じーん。
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資料調べが一通り終わり、UCバークレー校の中を通り、大学会館のショップに寄り道。UCB学生を気取るべく、Tシャツを購入。キャンパスの雰囲気がとても良い。いろんな肌の色の学生たちがいる。こんなキャンパスで勉強できたらなんて幸せなんでしょう!?
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少し遅めのランチ(Sさんに前の日のカフェにいるときに電話で予約してくださった!)を食べにお目当てのレストランへ向かう。今回の旅でぜひとも訪ねたいと思っていた、Chez Panisse!(Alice Waters さんという女性が40年前にオープンしたレストラン&カフェ。Aliceさんは地産地消やオーガニックフードの提唱者なんだそうです。中学・高校のときにお菓子や料理に熱中していたとき、長尾智子さんや福田里香さんの料理やお菓子の本をせっせと集めていましたが、お二人とも、このレストランをおすすめしていたのです。今回、10数年ぶりに念願が叶いました!)
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サラダ。少ししょっぱかったかな?
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ツナとトマトとナッツのパスタ。おいしい!茹で加減ばっちり。真似してつくってみたい味。
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マイヤーレモンのアイスクリーム。添えてあるクッキーとイチゴも、アイスとの相性がvery good!
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3品だけだったけど、ボリュームがあり、お腹いっぱいになった(パンもたくさん食べたからかな)。窓から差し込み光で、店内の雰囲気がとてもよかった。厨房で働いている皆さんも。でもあたりを見渡すと白人(と少しのアジア人)のお金持ちそうな人たちしか居ない。チップも含めて1人40$(この旅一番の奮発!)。ランチにこの金額を払える人が来てるんだもんなぁ。ちょっと複雑な気分。私の「おいしい」と感じる気持ちは、誰とどんな場所でどんな人に食べさせる料理か、という部分がすごくかかわってることを実感した。味はおいしいけど、そのおいしさが半減するような場面もある。Chez Panisseはずっと来たいと思っていたから来れて満足。今度来るかはわかんないけど。

私は食べたらすぐ眠たくなってしまう。どうにかならないものか。奮い立たせて、午後からはUCバークレー校内にあるEast Asian Libraryへ。配置されている机や椅子の大きさ、明かり、雰囲気、、、「学ぶ」のに最高の場所だなぁ、と思った。閲覧だけなら誰でも出入り自由。日系移民関係の資料が並んでいる書架の前で、関係のありそうな資料を片っ端から開いていく。脱線して和歌山県人会や沖縄県人会の資料などをぱらぱらめくると、写真からそのときの空気が伝わってくるようだ。生まれ故郷を離れて、異国の地で必死で働いて、子どもを育て、根ざしていった人たち。海の向こうの日系コミュニティでは、より日本の文化を守ろうとする力もあったと思うし、差別も含む伝統的な価値観が日本以上に根強く残ることもあったと本で読んだ。上野英信さんの『出ニッポン記』(元炭坑労働者でブラジルに移民した人たちの聞き書き)には部落差別のことも出てくる。それでも、慣れ親しんだ故郷を離れざるを得ない事情を抱え、海を渡った一世の人たちからは、国策の中であったとはいえ、したたかに生きようとする自由の風を感じてしまう。

図書館を出るともう夕方。Sさんを駅までお見送り。あっという間の時間だったけれど、Sさんのおかげで一人では訪ねられない場所を歩き、いろんな話ができて、楽しい2日間だった。お別れした後、大学の近くに行きたい本屋があったので直子さんにも付き合っていただく。途中ネパール雑貨のお店で物色。私はチュニック、直子さんはカバンを購入。Telegraph Ave. の Moe's Books で本を物色。結局、Korean Cuisine の本を購入。

帰り道、小さなスーパーに入り、パン、チーズ、ヨーグルト、ビールを調達。本屋で買ったバッグを早速使って中瓶のビール6本入り持ち帰る(何故ここで?と思いつつ、お目当てのビール見つけてしまったし)。途中生協のお店があり、おつまみ用にとピスタチオとおかきを買ってしまう。直子さんに「ともちゃん、お金使いすぎ!」とあきれられた。

BARTとバスを乗り継いでエイミー宅へ直行で帰る。
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ランチが豪華だったから、あんまりお腹が空いていなかったし、朝に食べ残したベーグルサンドもあったから、夕食の心配をしなくて済んだのがよかった。ビールを飲みながら2人でいろいろしゃべる。エイミーの言うようにビールがおいしい!(本日は"Lagnitas"というビール)
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直子さんとの共通点を発見。"お菓子づくり"という(お互いに、かつての)趣味。たいへん盛り上がる。夜中に焼き菓子を大量に焼いて袋詰めして売ったり、お菓子本を山のように集めていたり、クッキー型を求めて合羽橋を歩いたり。そんなかつての自分たちのことを振り返り、「あの頃、私たち、暇だったのかなー。今はもうできないよねー。」という話になる。でも、そういうこともくぐり抜けての今の私たちなんだな、きっと。

*15歳のときに語学研修の場所としてサンフランシスコを選んだのは、当時読んでいた雑誌Oliveにサンフランシスコ&バークレー特集の記事があったから。当時(1998年くらい?)日本でもカフェブームがあり、Oliveでは「カフェの聖地」と紹介されていた CAFE FANNYChez Panisse のAliceさんが開いたカフェです。North Berkeley駅からの方が近いです。ホームステイ先のあるサンフランシスコ中心部から3日連続でここのメニューを食べに通いました。今回は行けなかったのですが、とっても素敵なカフェです。隣の Acme Bread のパンもおいしいです!

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