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2011年 夏の旅(8)サンフランシスコ [仲良くごはん]

今日は先日お邪魔したベンさんのお宅へ。次郎さんとおしゃべりするため。ベンさんが「彼はあなたたちと会えることをとても楽しみにしていましたよ」と次郎さんの部屋へ案内してくださった。
次郎さんの部屋の角には大きな窓があり、日差しがふりそそいでいた。本棚には沖縄関連の書籍がたくさんあった。壁にかかっている絵や写真には10年ほど前にお亡くなりになったお連れ合いの思い出があふれんばかりで、次郎さんを温かく取り囲んでいた。
次郎さんのお父さんは1904年、沖縄から従弟と共にメキシコへ渡り、次郎さんは1914年アリゾナ州で生まれた。次郎さんもエイミーのお父さんと同じ帰米二世である。6歳から16歳まで沖縄の学校で教育を受けた。ご自身のやってきた仕事のことや、ロサンゼルスでの暮らしのこと、日系人の強制移住に関すること(次郎さんは「日系人は他の国からの移民よりも働きものだったから嫌がられたんだと思う。経済の問題だよ」と言われた)など、たくさんの話を聞かせてくださった。沖縄の人たちは、happy-go-luckyで集まれば歌と踊りで盛り上がったという。次郎さんの弟さんは米軍兵士として沖縄に赴き、お母さんと再会をしたという。次郎さんも強制収容所を経験されている。
そろそろ帰らないと、と立ち上がり、テーブルの上にウォークマンが目に入る。何を聴かれているのか尋ねると、“都はるみ 不滅の古賀メロディを唄う”と題されたテープ。歌詞カードには「誰か故郷を思わざる」という曲目があった。別れ際に「戦争反対。がんばってください」と私の目を見て、静かにおっしゃった。
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ベンさん宅を後にし、おいしいもの通り・Irving Streetへ行く。エイミーおすすめのパン屋さんに行き、カスタードやチーズ系のおやつを買う。私は早速ぱくつきながら歩く。地元の人たちでにぎわっているスーパーで少し買い物。ジョン・レノンの“Imagine”が流れてきて、じーん。お昼はタイ料理にした。私はグリーンカレー、直子さんはトムヤンクン。本格的でおいしい。直子さんからタイの話も聞かせてもらった。
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その後、サンフランシスコ州立大学へ行く。Ethnic Studiesの棟に入っていろいろと眺める。いいなぁ、ここで勉強できたら。夢がふくらむ。本屋さんで、世界各国の女性に関するデータの本、Black Womenの運動の本、Dyke(レズビアンのこと)が主人公の漫画本を買った。
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大学からカストロに移動する。カストロのメインストリートのかわいいお店でショッピング。売上がHIV/エイズに関する予防・啓発に寄附されるお店もある。しかも、とてもおしゃれな雑貨がたくさんなので、ここでお土産を買うのがおすすめ。アジア系の服屋さんもあった。直子さんにも相談しながらシャツとかネックレスとかSaleしていたので買った。
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エイミーがキュレーターをやっているGLBT museumへ。今日はエイミーがボランティアガイド講座をするので、それを私たちも横で聞かせてもらうのだ。3人の参加者の皆さんと一緒に、エイミーの解説付きで展示を観て回る。私が「同じ人間である感覚をどうやったら持てるかが問題だと思う」と言ったら、エイミーが「『人間以下』と扱われたとしても、いかにして共生できるかを考える、というのがアメリカのマイノリティいちばんradicalな運動なの」と言った。現実は厳しいね。。。でもこういったミュージアムがあるの、いいな。
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終わったあとに、参加者のLさんも一緒に、4人でごはんを食べに行くことになった。Lさんは谷崎潤一郎の研究もしていて、日本語も少しわかるそう。ミュージアムからすぐのところにあるハーヴェイ・ミルクの写真がたくさん飾ってある「Hervey's」というバー。念願のフィッシュ&チップスを食べた。Lさんも初対面の私たちにいろいろ自分のことを話してくれて、私も自分のこといろいろ話す。なんか差別の問題って、どこに行ってもある問題だし、そこを巡って感じる個人の不安や孤独も普遍的なものだな、と思う。エイミーは自転車で、私たちはバスで、それぞれ帰路。
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